SSNはアメリカで働く人に与えられる番号で税金を支払う際に必要になります。しかし、実際には一人ひとり異なる番号が与えられており、 IDナンバーとして使われています。クレジットヒストリーもSSNにより構築されていきます。つまりは日本で言うところの国民総背番号制ですね。 SSNを電気、ガスなどの契約や、クレジットカードの契約時に登録すると、クレジットヒストリーが構築されていきます。 クレジットヒストリーが構築されてくると携帯電話の契約などで高額なデポジットを支払わなくてすみます。 契約などは特別な場合を除き、SSNが無ければ無いで何とかなるのですが、 SSNがあるとそれが保障になるので契約手続きがスムーズに進みます。 また、運転免許や州のIDの取得時などもSSNを聞かれます。 逆に言うとそれだけ重要な番号なので、自分のSSNは他人に知られないように気をつけなければいけません。
あると役立つSSNですが、基本的には働く人に与えられる番号なので、私のように企業派遣の留学で、 日本の会社から給与が出ている場合などは、本来の意味でのSSNは必要ありません。 従って、運転免許を取るだけのためなどでSSNを発行するというのは許可されていません。
しかしながら、我々のようなJ−1ビザの場合でも受け入れ大学で働くことは許可されているので、 所属する大学に、SSNが必要なことを証明するレターを書いてもらえばSSNを取得することが可能です。 各大学には留学生のためのオフィスがあると思うので、まずはそこで聞き、必要があれば所属するDepartmentで聞いてみてください。
SSNの申請は、入国後10日以上経過してから下記書類を持って最寄のソーシャルセキュリティオフィスに行って申し込めばOKです。 入国後すぐに行くと入国したという情報がソーシャルセキュリティーオフィスに届いていないので手続きを進めることができないそうですので気をつけましょう。 オフィスの場所はSocial Security Office Locatorで 探すことができます。
SSN申請に必要な書類
- ・FORM SS−5
- 申請書。ソーシャルセキュリティーオフィス、または、インターネットで入手可能。
- ・DS−2019
- ・I−94
- 入国時にパスポートにホチキスで留められる白い紙
- ・ID
- 免許、学生/スタッフカード、健康保険カード、結婚証明書など。
- ・SSNが必要な旨を記した雇用者のレタ
- レターヘッドが重要です。
私の場合、IDは国際免許を提出しましたが、有効なビザとパスポートがあれば必要なかったようでした。 SSNの場合だけでなく、アメリカはオフィスや働いている人によって言うことが違ったりします。 認めてくれる場合もあれば認めてくれない場合もあります。一度駄目だと言われたら、別の日にもう一度言って別の人が担当になると あっさりOKだったということも多々あります。
申請方法については、社会保障局のページ(英語)や 大学の留学生オフィスで再度確認して下さい。
リンク
- ・社会保障局のページ(英語)
- ・Social Security Office Locator
- ・The Office of International Students and Scholars (OISS) at UCSB