海外赴任者のために便利なサービスを提供している会社があります。海外赴任前に入会しておくと何かと役に立つと思うのでいくつか紹介しておきます。 サービス内容によっては赴任前に手続きをしないといけないものもあるので、留学先が決まったらこれらの サービスへの入会を検討した方が良いと思います。 私は、渡米の1ヶ月半ほど前にJALファミリークラブに入会しました。
航空会社系の海外赴任者向けサービス
航空会社のサービスはサービス内容ももちろんですが、マイルも気になるところです。多くのサービスはマイル特典もあります。
JALファミリークラブ
海外居住者のための会員組織。JALのマイレージプログラム「JALマイレージバンク」でJALファミリークラブ会員専用のマイル特典が受けられるほか、 加盟店での買い物割引、イベントへの招待など海外生活全般にわたるさまざまなサービスを提供。
基本情報
ホームページ | http://www.jal.com/jalfc/ | ||
対象者 | 日本以外に居住している者 | ||
本会員 | : | 満12歳以上の家族の代表者 | |
家族会員 | : | JALFC本会員の配偶者、子およびその配偶者 両親、配偶者の両親でJALFCに入会した人(年齢は問わない) | |
年会費 | 米州(アメリカ) | : | 30USドル |
欧州・中東・アフリカ | : | 15英ポンドまたは22ユーロ | |
アジア・オセアニア | : | 3,150円(税込) |
私がJALファミリークラブに入会した理由はいくつかありますが、 大きな理由は、JALファミリークラブ海外赴任者総合保障制度1)、 および、それに入会することによって日本語による海外自動車保険紹介サービスを受けられることと、 日本のクレジットヒストリーで米ドル決済のクレジットカードである 2)JALファミリークラブPremioカードが作れることでした。
2) 通常、米国でクレジットカードを作るには米国でのクレジットヒストリーが必要なので渡米直後にカードを作ることはできません。 もちろん、日本のクレジットカードを海外で使うことはできますが、長期滞在の場合は為替レートを気にしないで使える現地通貨決済のカードの方がお得だと思います。
また、海外赴任ハンドブックという海外赴任の準備や海外生活に役立つ情報をまとめた冊子をもらえるので便利です。 その他にも、JALファミリークラブに海外赴任前に入会すると、海外赴任でJALを使うとマイルボーナスがあったり、 通常の手荷物許容量より更に一人30kg(アジア・欧州線)または2個(米州線)の手荷物超過料金が無料になるなどの特典、 赴任前の海外生活セミナーなどがあります。 更に、提携会社の英会話教室や引越し、雑誌・新聞講読などを特別割引で利用できるなど、これから海外で生活する人に役立つサービスが多数あります。
JALファミリークラブに入会すると、JAL赴任プランを使えます。 これは、ポイントを様々な特典に交換できるサービスで、ポイント点数の範囲内で送迎サービスやホテルでの前泊などが無料になります。
JALファミリークラブ会員のマイルは家族で合算して使用することができます。日本に帰国すると、JALファミリークラブを退会することになるので マイルを合算することができませんが、JALカード会員であれば家族内で合算できる JALカード家族プログラム というサービスがあります。
ANAマイレージクラブ海外赴任サービス
基本情報
ホームページ | http://www.ana.co.jp/amc/afs/index.html | ||
対象者 | 海外赴任予定のANAマイレージクラブ会員 | ||
年会費 | 無料 |
赴任前無料セミナーや無料相談を受けることができます。赴任時にANA便の利用で、海外赴任に役立つ多彩なサービスを点数の範囲内で選択可能(赴任コンポ)のサービスがあります。 また、提携会社の保険加入や引越しなどの海外赴任サービスを特別料金で利用できます。 更に、ANAにも日本のクレジットヒストリーで米ドル決済の口座が作れるANAカードUSA(他に、ANAカード香港および中国) があります。
AMCファミリーアカウントサービスにより、海外在住の場合に限り1000マイルの登録料で家族のマイルを合算することができます。
どちらを選ぶ?
どちらもサービス内容自体は同じような感じだと思います。 JALファミリークラブは年会費が有料で、ANAの海外赴任サービスは年会費は特にありません。とは言ってもJALファミリークラブの年会費は3000円程度で、 JALファミリークラブ会員はJALカードの年会費が約3000円安くなるので、JALカードを持っていれば実質無料となります。 あとは提携各社のサービスに対して特別割引がどれくらいかなどが違う可能性があります。 結局のところ、海外赴任時にどちらの航空会社を利用するかで決めればよいと思います。 つまり、どちらのマイルを貯めているのか、ということになると思います。