アメリカでは車は必需品。アメリカでの運転のポイントをまとめておきます。 レンタカーについてはこちらのページを参照下さい。
交通ルール(日本との違い)
- ・右側通行、左ハンドル
- 左ハンドルにもすぐに慣れるが、左折するときなど周りに車が居ないと間違えやすい。
- ・赤信号でも右折可能
- 赤信号でも安全を確認すれば右折可能。まれにNO TURN ON RED(赤信号では右折禁止)と書かれている場所があるので注意。
- ・左折の赤矢印
- 左折用信号に左向きの赤矢印が出ていたら正面の信号が青信号でも左折できない。
- ・センターレーン
- 大きな道路では、交差点以外の場所で左折する(お店の駐車場に入るなど)際や、逆に駐車場から大きな道路に左折して入る際に使うレーンが中央にある。 道路から左折して駐車場などに入る場合は、センターレーンに入り停止、安全を確認して左折する。逆に駐車場から出る場合は、左から車が来ないのを確認してから、 まずセンターレーンに入り、車が来ないのを確認してから本線に入る。
- ・踏み切りで一旦停止しない
- 踏み切りの警報機がなっていない限り、減速するだけで停止しない。
- ・スクールバスが止まっていたら
- 黄色いスクールバスが停車して赤い点滅灯がついていたら停止する。対向車線の車も停止。
- ・交差点(信号無し)では
- 全ての方向にSTOPの標識がある交差点では、停まった順に交差点内に進む。わからないときは右方優先。
その他、カリフォルニア州では、シートベルトの着用、4歳未満(または40ポンド以下)の子供のチャイルドシート使用、 アルコールの車内持ち込み禁止(未開封でもダメ。トランク内は可)、運転中の携帯電話使用禁止、などが決められています。 州によって細かいルールは違うそうなので注意しましょう。
路上駐車するときの注意
縁石の色による区分け
- ・赤
- 駐車禁止
- ・白
- 同乗者の乗り降り、郵便ポストを使うときのみ駐車可能
- ・黄
- 貨物の積み下ろし時のみ停車可
- ・青
- 障害者専用
- ・緑
- 決められた時間内のみ駐車可能
- ・無色
- 色が塗られていない場所は、近くに表示がない限り駐車可能
パーキングメータがある場所では、車を停めた後にパーキングメータにお金を入れる。基本的にコインのみ。25¢コインのみ使える場所も多い。 場所によっては最大時間が決められている。
フリーウェイについて
- ・フリーウェイとは?
- フリーウェイは信号も交差点も無く制限速度が高く設定されています。基本的には無料で、数マイルおきに出入り口があるので簡単に使うことができます。 日本の高速道路や自動車専用道路は有料の上に出入り口の間隔が広いので、遠出するときにしか使うことはありませんが、 アメリカではフリーウェイ網が発達しているので、少し離れた場所に行くのには必ず使うことになるでしょう。
- ・フリーウェイに乗る、降りる
- フリーウェイに入る際は、フリーウェイを走っている車と同じスピードまで加速しスムーズに入ることが求められます。 加速距離が短い場所も多いので慣れるまでは怖いかもしれません。また、日本とは車線が逆なので、入線の際に違和感があるかもしれませんが数回使えば慣れると思います。 都市部ではフリーウェイに乗るときに信号があり、混雑する時間帯には信号で入線する車の数を規制しています。 一度に1台または2台ずつ進めるようになっていますので注意してください。 後で述べるカープールレーンもあるのでこれも注意が必要です。 アメリカのフリーウェイは特に都市近郊になると、車線が増えたり減ったり他のフリーウェイと合流したり分岐したりと結構複雑です。 フリーウェイから降りる際、分岐する際には案内板に注意して早めに車線変更をしましょう。
- ・制限速度
- カリフォルニアのフリーウェイの制限速度はだいたい65マイルだと思います。他の州では70マイルの場所も見かけました。 カーブなどでは制限速度が低く設定されています。 また、雨の日などは制限速度以下で安全な速度で走ることが求められており、 たとえ制限速度以下であったとしても、危険な運転だとみなされれば逮捕されることもあるとされています。
- ・休憩場所(レストエリア)
- 日本の高速道路には定期的にサービスエリア、パーキングエリアがありますが、アメリカのフリーウェイにはありません。 街が無い場所ではたまにレストエリアがありますが、こちらもトイレがあるだけで日本のように売店があったりするわけではありません。 トイレに行きたくなった場合は、普通はフリーウェイの出口のあたりにガソリンスタンドがあるので、 そういったところで借りることになります。 同じく何か飲み物や食べ物が欲しくなったりした場合には、ガソリンスタンドに日本のコンビニのようなお店が併設されているので、 そこで購入することができます。 長距離の運転の場合は、マクドナルドなどのファーストフード店ややスターバックスなどのカフェなど、 日本でもおなじみのお店もフリーウェイを降りたところによく見かけるので、 そういった場所で休憩を取るのも良いと思います。
- ・ルートナンバー
- フリーウェイにはルートナンバーと南北(South、North)か東西(East、West)の方角が記されています。方角はその入り口の方角ではなくて、 道路自体の起点と終点がどういう位置関係にあるかによって決まっているので注意が必要です。例えばサンタバーバラは海岸線に沿って東西に伸びているのですが、 フリーウェイの101はロサンゼルス方面がSouth、サンフランシスコ方面はNorthになっています。 ルートナンバーは、原則的に偶数が東西、奇数が南北に伸びるフリーウェイにつけられているそうです。
- ・カープールレーン
- カープールレーンとは交通渋滞を緩和するためにできた車線で、1台の車に複数人乗っていないと走ることができません。通常は一番内側のレーンに設定されていて、 白いひし形の標識のマークで示されています。乗っていなければならない人数は標識に書かれており、場所によって二人以上、三人以上などと決められています。 違反すると高額な罰金を支払わなければいけませんのでご注意ください。しかし、通常はカープールレーンの方がすいているので、 うまく使うと渋滞の中でもすいすい走れて便利です。 ただし、まれにカープールレーンが終わるところでは合流のために混雑することがあります。 また、カープールレーンはフリーウェイの入り口にも設定されている場合がありますので注意してください。
ガソリンスタンド(ガスステーション:GS)の使い方
アメリカのガソリンスタンドはほとんどがセルフサービスです。日本のセルフでは、給油後に明細を持って店内で支払うパターンが多いと思いますが、 アメリカでは、給油前にクレジットカードを挿入するか、キャッシャーでお金を支払ったりするパターンが多いです。
クレジットカード(またはデビットカード)で支払う場合
- 1.エンジンを止め、ガソリンタンクのカバー、キャップを開ける
- 2.給油ポンプにクレジットカードまたはデビットカードを挿入しすぐに引き抜く
- カードを認識しないトラブルも多い。カードを拭いてもだめなら、違うカードで試すか別の給油ポンプに移動する。
カードを引き抜いた後にこのカードがクレジットカードかデビットカードか聞かれる。 - 3.ZIPコードを入れる
- クレジットカードに登録しているZIPコードを入力する。ANAカードUSAやプレミオカードならアメリカの住所が登録してあるのでそのZIPコード。
日本のクレジットカードの場合はアメリカの住所に変更していないとZIPコードが登録されていないので使えない場合もあるが、
私の体験だと99999や00000(何の番号でもよいのかも)の番号でOKのこともある。
ZIPコードが受け付けられた後に、洗車するかどうかなど他のサービスについて聞かれる場合もある。 - 4.ノズルを持ち上げ、車に挿入
- 給油ポンプによってはノズルを持ち上げた後にレバーを上げるなどする必要があるので注意。
- 5.ガソリンのグレードを選択する
- 通常は数種類の中から選択する。今は無鉛ガソリンがほとんどだがまれにそうでないものもあるらしいので注意。 Regular(87)、Plus(89)、Premium(91)の3種類の場合は、Regularが一番安く、Plus、Premiumとなるに従い、0.1〜0.2ドル/ガロン高くなる。 数字はオクタン価。車によって推奨されえているガソリンが異なるので事前に調べておく。
- 6.ノズルのグリップを握り止まるまでガソリンを入れる
- 満タンになると自動で止まる。満タンまで入れたく無い場合はメータをみて適宜グリップを離す。
- 7.ノズルを元に戻す
- 8.ガソリンタンクのカバー、キャップを閉める
- 9.レシートを受け取る
- レシートが必要かどうか聞かれるのでYESと答えた場合にはレシートを忘れずに。
キャッシャーで事前にお金を払う場合は、車を止めた給油ポンプの番号をキャッシャーに伝えてお金を払ってから給油する。 グランドサークル(アリゾナ、ユタ)を回っているときには、給油前にクレジットカードをキャッシャーに預けないと給油できない場所もありました。
ガソリンは安いからといってあまり知らない業者のスタンドで入れない方が良いと思います。有鉛ガソリンや不純物の多い粗悪なガソリンを販売しているところもあるそうです。 高いと言っても日本よりは断然安いので、安心を買うつもりでメジャーなガソリンスタンドを使った方がトラブルが少ないと思います。例えば、 エクソン(Exxon)、モービル(Mobil)、エッソ(Esso) 、シェブロン(Chevron)、シェル(Shell)など。